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効果的な企画書には情報量を精査する

1ページの情報量を適切に調整するのもひとがよみやすい文書づくりの重要な視点です。

A4サイズの用紙であれば、普通、1行の文字数を30字から35字程度にすると、ひとが負担を感じないで読むことができるといわれています。

文字の大きさも日本語であれば、10.5ポイントから12ポイントが一般的です。これ以上大きかったり小さかったりすると、読み手は文書に違和感を持ちます。

また、ページの左右、上下のマージンをあまりに狭くすると、窮屈な印象を与えることになります。できれば30mm前後を基準として考えましょう。

1行1行の行間をどの程度にするかも読みやすさを左右する重要な要素です。もし漢字などが多く、情報量が大きくなりがちな文書であれば、行間を多めにとるといいでしょう。一般的な行間は文字の天地の1/2とされています。

さらに、コラムのようにして、ページレイアウトを高度に駆使して情報をたくさん詰め込むことも読みやすさを低下させます。情報誌などでは、このようなレイアウトがされます。しかし、ひとに効果的に情報を伝達し、説得していく必要があるビジネス文書は、情報誌と同じようなレイアウトをするべきではないです。